思い出すと、胸の奥がちくっと痛む相手。

あなたにも、そんな人はいませんか?

そんな一文から始まったのが、小島慶子さんのコラムでした。
小島さんが提唱する、心の健康のための【明るい縁切り】。
それは相手を拒絶することではなく、
「相手の幸せを祈り、静かに手放す」という在り方なのだそうです。
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「縁を切る」というと怖い感じがするけれど、相手を切るのではなくて、ネガティブな感情への執着を断ち切る、ということ。
そのために、相手の幸せを祈るのです。
「あの人なりに幸せでありますように」と祈ったら、
あとはもう考えない。人を嫌うことに貴重な時間とエネルギーを費やすのはもったいない。
考えるのをやめれば、その分だけ安らげる時間や楽しい時間が手に入ります。つまり自分の幸せが増えるのです。
これが最も平和な縁切りだと、気づきました。
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なんて、やさしい「縁切り」なのでしょう。

先日、1年ぶりに顔を合わせた人がいました。
その人は、私とあからさまに目も合わさず、
そのまま部屋を出て行ってしまいました。
周囲の人から聞いた話によると、
以前、私が指摘したことを逆恨みしていたそうです。
「自分は悪くないのに、味方にもなってくれなかった。
だから口もききたくない」
そんなふうに思っていたのだとか。
きっとこの1年、どこかでずっと私のことを考え、
怒りを育て続けていたのだと思うと、驚きました。
同時に、それだけの時間とエネルギーを注がせてしまったことに、
申し訳なささえ感じました。
まさに、時間もエネルギーも、もったいない。
もしそのエネルギーを、違う方向に使えていたら——
早く気づいて欲しい…
そう思わずにはいられませんでした。
人は本当に、
「もう二度と会いたくない相手」の幸せを祈り、
きれいさっぱり忘れることができるのでしょうか。
正直に言えば、私自身も良い気分ではありません。
自分の正義が、他人の正義と同じではないことも、
あらためて考えさせられました。
アメリカ国立科学財団の研究によると、
私たちの脳は1日に約1万2千〜6万回もの思考をしているそうです。
そのうち約9割は前日と同じ内容で、
さらに約8割がネガティブな思考なのだとか。

——考えたくなくても、思い出してしまうわけです。
だから私は、
数日間その気持ちをしっかり味わったあと、
腸心セラピーのセルフケアで手放すことにしました。

・その人の顔を思い浮かべる
・その時の状況を思い出す
・「今ここ」の私の感情は、どんな感じ?
いろんな角度から、丁寧に解消していきました。
すると、思い出す回数は少しずつ減っていき、
残ったのは
「そういう出来事があった」という事実と、
「あの人は、そういう人だった」という理解だけ。
そこに、私の感情はもう上乗せされていません。
せっかくなら、
1日6万回の思考は、楽しいことで満たしていきたい。
だって——
思っているほど、私の人生は長くないのだから(笑)


